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WireView

WireView GPUはJon "Elmor" Sandström(ジャン・エルモール・サンストロム氏)と共同開発されたグラフィックカードの消費電力を測定する装置です。グラフィックスカードのPCIe電源コネクターに差し込み、PCIe電源ケーブルを使い電源ユニットと接続します。消費電力データは有機ELディスプレイにて表示されます。

同時にWireView GPUはケーブルマネジメントの機能も持ちあわせており、U字型の形状がケーブルの最適な取り回しを可能にします。PCIe電源ケーブルはグラフィックスカードのバックプレート上への丁寧に敷き詰めが可能になるようWireView GPUに接続されています。これにより、電源ケーブルの配線時にケーブルが膨らむのを防ぎケーブル管理を簡素化することができます。

  • 消費電力の測定
  • 消費電力の記録
  • ケーブル配線の最適化
  • 簡単装着
  • 高い適合性

WireView GPUはグラフィックスカードの消費電力を測定し、そのデータを記録することで、消費電力を割り出すことができます。 このデータはグラフィックスカードの電力コストの決定、また他のグラフィックスカードと電力消費の比較のために使用することができます。60秒の特殊な測定サイクルにより消費電力を素早く便利に表示することができ、レビューなどにも非常に実用的です。

同時に消費電力を測定することにより一定期間や特定のアプリケーションを使用した場合のグラフィックスカードの消費電力を把握することができます。また、電流のハイエンドグラフィックカードの動作で発生しうる消費電力の負荷ピーク(ピーク)を把握することも可能なのです。

WireView GPUは測定値をディスプレイに表示します。表示する値のワンタッチ切り替えも可能。表示できる数値は次のとおりです:

  • 電流の消費電力をワットで表示 [W]
  • 電流 消費電力(単位:ワット[W])、電流 電圧(ボルト[V])、電流 (アンペア[A])
  • 最小および最大消費電力(単位:ワット[W])
  • 60秒間の平均消費電力[AVG W]と総消費電力[E]

WireView GPUは8ピンPCIeコネクタ(または12VHPWRプラグ)の数に関係なく、「N」バージョンと「R」バージョンが用意されています。「N」はPCIe拡張カードのPCIeコネクタの通常(ノーマル)の向きを表し、「R」は回転させた(リバース)向きを表します。通常の方向(N)では、コネクタの固定クリップは拡張カードのPCBから離れた方向を向いており、回転させた状態(R)では、コネクタの留め具がプリント基板側を向いている状態です。

WireView GPUは12VHPWRコネクターに対して2つの「ハイパワー」バリアントも用意されています。一つ目のバリエーションは12VHPWRの入力・出力を各自1つずつ持ち、2番目のバリエーションは12VHPWRでグラフィックスカードに接続し、3つの8ピンPCIeコネクターで電源に接続します。

12VHPWRアダプターを使用する場合、3つの8ピンPCIeコネクターがそれぞれ別の8ピンPCIeケーブルで電源ユニットに接続されていることをご確認ください。スプリッター(Yケーブル)の使用は推奨しません!12VHPWRの構成は600Wバージョンに対応しています。

テクニカルデータ

  • 素材(カバー): アルミニウム、アルマイト処理
  • 色: 黒
  • ディスプレイ種類: 有機EL
  • ピン配列コネクタ: 上("R")/下("N"
  • データコネクタ: 4-ピンヘッダー
指定 WV1x8N/R WV2x8N/R WV3x8N/R WVP38H1N/R WV-H1N/R
長さ (mm単位) 48 48 50 50 50
幅 (mm単位) 43 43 63 63 63
高さ (mm単位) 22 22 22 33 33
電源コネクター入力 1x 8-Pin 2x 8-Pin 3x 8-Pin 12VHPWR 12VHPWR
電源プラグ出力 1x 8-Pin 2x 8-Pin 3x 8-Pin 3x 8-Pin 12VHPWR